ユーラシアの近代と新しい世界史叙述

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10月27日、28日「女性」研究会

2012年09月26日

ユーラシア科研女性グループでは、(1)港町における人の移動と女性、(2)女性の起業・労働、を検討課題として、これまで3回の研究会を開催してきました。今回で4回目を迎える研究会では、「教育」と「相続」という二つの重要なテーマをとりあげます。上記のテーマからこれまでの研究会で充分に議論しきれなかった、ローカルな社会における女性の役割や位置づけ、家族(核家族と拡大家族)の形・慣習が変容する社会におよぼす影響、権力が期待する社会の在り方とそこでの女性の生き方、等の諸相が浮かびあがります。これらを世界史のなかに置き、比較し、相関性を探るのが今回の主たる目的です。

初日の「教育」セッションでは、女子教育に関する専門的な見地から、日本史の藪田貫氏、オスマン史の長谷部圭彦氏、植民地期朝鮮史の金富子氏の三氏よりご報告いただきます。コメンテータにはフランス史、特に子どもや教育の問題がご専門の天野知恵子氏をお迎えいたします。

二日目の「相続」セッションでは、伏見岳志氏からスペイン統治下メキシコの女性相続、阿部尚史氏からイスラーム相続制と女性についての実証事例をご報告いただきます。コメントは杉浦未樹氏、工藤晶人氏、ゲストコメンテータとしてジェンダー法制史ご専門の三成美保氏をお招きして比較史の議論を深める予定です。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。(文責 水井万里子)

【日時】10月27日(土)10:00-18:00、28日(日)10:00-16:15

【場所】  東京大学東洋文化研究所3階大会議室

<プログラム>

10月27日 「教育」

10:00-10:15 趣旨説明 

10:15-11:15 女大学に見る『中国』 藪田貫(関西大学) 

13:00-14:00 帝国のなかの女性と学校-19世紀オスマン帝国の場合- 長谷部圭彦(東京大学)

14:00-15:00 植民地朝鮮の初等教育とジェンダー 金富子(東京外国語大学)      

15:30-16:30 コメント 天野知恵子(愛知県立大学)      

16:30-18:00 全体討論                                 

 

10月28日「相続」

10:00-11:00 スペイン統治下メキシコの女性相続の諸相 伏見岳志(慶応大学)          

11:00-12:00 コメント:杉浦未樹(東京国際大学)        

13:00-14:00 イスラーム相続制度における女性の取分と財産の存続: 19世紀イランの地方社会有力者の事例から 阿部尚史(日本学術振興会)       

14:00-14:30 コメント:工藤晶人(学習院女子大学)      

14:45-15:30 全体コメント:三成美保(奈良女子大学)    

14:45-16:15 全体討論  

                                

 

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